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- 就活証明写真
更新:2024.05.12
就活証明写真は新卒・転職選考の合否にどのくらい影響するのか?
もしあなたが、誰かの履歴書を手にしたとき、一番初めに目を向けるのはどこでしょうか?
文字だらけの紙面にポツンと証明写真が貼ってあれば、無意識に目がいく方が多いと思います。
そして最大の関心事は顔、そこからどのような人物かを推しはかろうとするわけで、そういった意味では証明写真による第一印象はとても大事であると言えます。
採用担当者だって同じこと、特に書類選考はまだ実際に会ったことのない人に対して行われますので、証明写真から受ける第一印象はことさら重要です。
この記事では、そうした就活・転職における証明写真の重要性についてお伝えします。
第一印象の重要性について
かつて『人は見た目が100パーセント』というドラマが流行りましたが、私たちの目に最初に飛び込んでくるのが視覚情報なので、これもあながちフィクションとは言えなさそうです。
では、証明写真による第一印象がなぜ大切なのか、少し心理学的なところから掘り下げていきましょう。
第一印象で色眼鏡をかけられてしまうということ
心理学の用語に「初頭効果」というものがあります。
最初にインプットした情報が、その後の情報に影響を及ぼす心理効果を言いますが、たとえば同じ人の同じ情報であっても、最初にポジティブな情報を得たのと、順番を変えてネガティブな情報から得られたのとでは、その後の情報の受け取り方が違ってくるというものです。
つまり、第一印象がその後の情報に比べて記憶にとどまりやすいので、いわゆる色眼鏡がかかってしまうわけです。
例えば、ドラマで初めて見る俳優さんが極悪人の役を演じていたら、しばらくその印象は抜けませんよね。バラエティ番組を見てそのギャップに驚いたりすることも。
ましてや書類選考ともなると直接会うわけではないので、採用担当者は応募者の雰囲気を証明写真から想像するしかありません。
するとどうでしょう?証明写真から得られる第一印象がネガティブなものであったとしたなら、マイナスからのスタートとなってしまいます。
それを挽回するにはかなりの努力が必要であることは、想像に難くないですよね。
たとえ内容の濃いエントリーシートや履歴書を作成したとしても、何度でも焼き増しのできる証明写真で差をつけられたとしたら、せっかくの努力は水の泡となってしまいます。
誰にでもできることで差をつけられてしまったら、はっきりいって損!そこは手抜かりなくいきたいものです。
人は見た目が9割!?メラビアンの法則とは
竹中直人さんの『笑いながら怒る人』というギャグをご存知でしょうか?
あれを見たとき、あなたは笑っているように見えるでしょうか、それとも怒っているように感じるでしょうか?
おそらく笑っていると感じた方のほうが多いのではないでしょうか。
これはメラビアンの法則といって、人と人とのコミュニケーションにおいては、言語・聴覚・視覚の3要素がある一定の割合を持って影響しているとする心理学上の法則です。
ちなみに言語・聴覚・視覚の3情報が矛盾した状態でメッセージを発した場合、そのうちのどれを重視して判断するかといった割合は、下記のものとされています。
言語:7%
聴覚:38%
視覚:55%
これが「7-38-55」ルールとよばれている所以です。
これを竹中直人さんの『笑いながら怒る人』ギャグにあてはめるなら、言語と聴覚で怒っているのですから45%、笑いは視覚なので55%、つまり笑いの方が優っているというわけです。
確かに我々の日常生活においても、ジェスチャーや声のトーン、それから声の強弱で相手の真意を読み取りますよね、言葉だけではなしに。
例えば、ほめられているのだけれど表情がそうでもなかったり、怒られているのだけれど声のトーンがそれほどでもなかったり。
メラビアンの法則が机上のものであるにしても、視覚情報は極めて重要であることを示唆しています。
証明写真の「書類選考」における重要性とは
これらの心理的傾向を踏まえて、では実際に採用の現場では、証明写真がどのような位置付けになっているのか、具体的に見ていきましょう。
採用担当者は、証明写真から何を読み取るのか
企業の人事担当者は、証明写真の表情や姿勢、髪型・服装を観察しつつ、総合的に見た目の印象を判断しています。
「清潔感」があって「活き活きしているか」がポイント。
これは実際に接客業や営業担当になった際に、だらしない格好をしていたら勤まりませんよね、まずそうした観点から観察しているのです。
たとえば写真の貼り方やカットの仕方ひとつとっても、実際に採用した場合に丁寧に仕事ができる人物であるかどうかなども観察できますますよね。
つまり、その人がどれだけ常識のある人物かを見ているわけです。
証明写真がどこで撮られたかについてもそう。
スピード写真なのか、それとも写真館や写真スタジオで撮ったものなのか、企業の人事担当者にとっては一目瞭然。
少しでも自分をよく見せる努力をしているか
しっかり準備している人物なのか
自分をブランディングできているのか
そういったところ、つまり応募者の熱意もそこで読み取っているわけです。もっと言うと、一緒に働ける仲間であるかどうかを。
そうした意味では、1%でも2%でも採用率が上がるのであれば、写真館やスタジオにかける数千円なんて安いものと割り切るべきです。
証明写真はプロに任せ、提出書類の内容充実に集中しよう!
就活にはエントリーシートや履歴書といった書類選考はもう普通のことですが、転職においてもハローワーク経由の募集ですら履歴書や職務経歴書といった書類選考は常識となっています。
したがって、面接にまでこぎ着けるには書類選考を突破せねばならず、しかも書類選考は足切り要素が大きいため、数多くをこなしていかなければなりません。
1件1件の合否で一喜一憂しているようでは精神的に持ちませんので、まずは誰にでも充実させることのできる証明写真はプロに任せてしまい、そのあとはエントリーシートや履歴書、職務経歴書作成に精魂を傾けましょう。
証明写真の「面接時」における重要性とは
書類選考を無事に通ったとしても、一次面接から最終選考まで証明写真はついてまわります。では、証明写真がどのように採否に影響していくのかを見ていきましょう。
証明写真から受ける印象の刷り込み
面接の場でも、身振り手振りを交えて自己PRをしていくわけなのですが、面接官は、大量の応募者と面談を行うため、一人ひとりの顔まであまり覚えてはいないのが普通です。
よって、履歴書などに添付されている証明写真を繰り返し見ながら面接時のシチュエーションを思い起こしていくので、次第に証明写真の顔が応募者の真の顔であると、面接官の脳裏に刷り込まれていきます。
そうなってくると、証明写真にこわばった顔や暗い顔で写ったりしていたら、面接官はその印象をずっと引きずっていくことになりますよね。
また、仮にボーダーライン上に数名が残っていたとしましょう。
学歴や経歴が似たようなものだとしたら、やはり印象の良い方が選ばれるのではないでしょうか。
他の社員も見ていることを忘れないで!
ある中小企業でのこと。
面接を終えた面接官がその応募者の履歴書を他の社員に回覧していたことがあります。
その証明写真をめぐって「けんけんがくがく」笑い声さえ飛び交っていました。
それって決してほめられたことではないですけど、実際にあることなんですよね。
なにしろ中小企業は、直接顔を突き合わせて仕事をしなければなりませんので、一緒に働く社員の意見も当然重要視されます。
特に転職の際には注意が必要です。
そういった回覧は、モノクロコピーで配布されることも多いので、顔が黒くならないよう、それを意識した撮影も検討しておきましょう。
まとめ
履歴書をパッと見て、すぐに目に止まるのが証明写真。
その第一印象が後々の人物評価に少なからず影響してくることを心理学的な観点からご説明しました。
実際に採用担当者が、証明写真からどのような点を汲み取り、評価に影響を与えているかについては「見た目の印象」や「常識的な人物なのかどうか」「この面接にかける意気込みはどれほどなのか」などが重要ポイントとなります。
書類選考は落ちるのが普通と考えて、まず証明写真はプロに任せて、自らは提出書類の内容充実に集中し、なるべく数多く提出した方が精神的負担は軽くなります。
書類選考を通った後も証明写真は最終選考までついて回り、実際の本人よりも一人歩きしてしまうもの。
証明写真の撮影は、できれば「一般の写真館」よりもさまざまなアドバイスやレタッチ作業をしてもらえる「証明写真スタジオ」で撮るのがベストな選択です。
証明写真は「清潔感」があって「活き活きしているか」がポイント。
証明写真撮影に臨む前段階で、自然な笑顔を作る練習をしておきましょう!スーツの準備(シワが目立たないか、襟がしっかり整っているか)もお忘れなく。身だしなみについては、また別の記事で詳しく綴ります。